もぐのすけヒンカーン

製造業の知識を共有しています

“記録”のチカラ。

~トラブルを防ぐシンプルで最強の習慣~

こんにちは、もぐのすけです。

前回は、

「“気づく力”が品質を変える?」
というテーマで、“観察眼”の大切さを語りました。

nietono123.hatenablog.com

今回は、“気づき”を次に活かすために欠かせない
「記録」の力について深掘りします。


■ 品質で一番信用されるのは「記録」

品質の世界では、
「言った・言わない」よりも、「記録があるかどうか」がすべて。

  • 「異常はなかった」と言っても、記録がなければ信用されない

  • クレームが来たとき、「やった証拠」があるかどうかで対応が変わる

  • 改善したことも、記録がなければ“なかったこと”になる

記録は、品質の“盾”であり“証明書”です。


■ 記録=難しいことを書く必要はない!

「記録って面倒…」「報告書書くの苦手…」
と思う人も多いですが、最初はメモ1行でも十分です。

たとえば:

  • 6/15 Aラインで寸法バラつき→対応済

  • 午前中に〇〇の音が少し変わった→清掃したら改善

  • 作業者の報告で再発防止のヒントあり(内容○○)

日付・現象・対応・感想。
この4つがあれば、立派な記録になります。


■ 私がやっている記録習慣

🗒 ① 作業ノートを毎日1ページだけ使う

👉 汚くてもOK、とにかく「記録すること」が大事。

📸 ② 写真+簡単コメント

👉 撮って残すだけで、視覚的にもすぐ伝わる。

💬 ③ 気づいたらチャットでメモ共有

👉 チーム内で「記録の文化」ができてくる!


■ 記録があると、後から“自分を守れる”

私が過去に経験したクレーム案件で、
記録を見返して対応できたことが何度もありました。

  • “あのとき気づいていたこと”が証拠になる

  • “どこまで対策していたか”が見えると、信頼される

  • “再発防止”が具体的になる

記録してなかったら、自分の努力が消えていたかもと思うと、
今は“記録が最強の武器”だと感じています。


✅ 関連リンク(記録力・メモ力を鍛える)

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1.5w1H

2.初心者が見ても分かりやすく

3.文章は簡潔に

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5.なるべく一枚で終わらせる


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品質でよくある“伝えたつもり”問題。
でも、伝えた「内容」だけでなく、「言い方」「タイミング」「伝える相手」によって、効果はまったく違う。
次回は、品質職のための“伝え方スキル”をまとめます!

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